2012年5月 4日 (金)

一日千秋の想い

連れ合いのふるさと
青森は晴天に恵まれ

連休前半を
お友達のI奈Kぺいさんのラジオ番組に出て
危ないことをしゃべったり

家族で食事をしたり

山で採ったふきのとうを刻んで炒めて
蕗味噌を作ったり

津軽では「ふきのとう」を
「バッケタヅ」と呼び
義母は
「ワ~イ、バッケ食べられるなんてすらねっきゃ!」
(ふきのとうが食べられるなんて知らないわさ)
てなことだったのに

Kぺいさんと行った飲み屋さんでは
お通しで出て来たり

なにが本当なのか分からない旅でありましたが
 
深夜バスに揺られて12時間
朝の8時に東京駅八重洲に
無事着きまして

我が家までたどり着けば

7階のわたくしの部屋の窓辺に
なにやら あちこちを
きょろきょろ見張っているやつの姿が

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わたくしの帰りを
今か今かと
待ちわびる

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同居猫の
「チビ太」


「お~い、帰ったよ~~~!」
とマンションの下から
大きく手を振れば

気づいて
なにかしゃべったようだ

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一日千秋の想い
というのがあるのですね


20年ぐらい前
「ホワッツマイケル」という
猫が主人公のマンガに
こういう話が出ていたもんで

実験してみた

飼い主の帰りを
一日千秋の想いで待ち続けて
「夜までなにやってたんだよう!」
と啼き続ける猫へ

こういうマスクをして
玄関を開けたら

「どひゃ~~~~~~~~~」
と背中の毛をを逆立てて
逃げて行き

マスクを取って バァ~~と笑うと

「むにゃ~~~~」と涙目になって
飛びついてきた


わたくしは悪い同居人です

Photo


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2012年4月28日 (土)

東電の原発取材をしてみての覚書

雑誌に書いたことの覚書を記しておきます。

2月から3月にかけて、
東電の原発と、
そのためにかけたカネの実態を見て歩いた。

発売された誌面(通販生活・夏号)
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東電の建てた、柏崎の子供たちに原発を啓蒙するミュージアムには
こんな原発のモックまで飾ってあって、びっくらこいた。

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誌面には書かなかったエピソードをひとつ。

柏崎市内。
カメラマン氏,編集者氏と3人で、
昼飯がてら、新築したばかりらしい海鮮料理屋に入った。
女主人が「ランチタイムをやっているから」
と招き入れるから、
魚料理を注文しようとしたら

「息子がこれから漁に出るから魚は無い。チャーハンならできる」

と、今思えば
わけのわからない店だった。

カメラマン氏が何気なく「原発見て来ましたよ」
と切り出すと、
この女主人、ことのほかおしゃべりで、
待ってましたとばかりに、原発礼讃のしゃべくりが始まった。

「うちも中越地震で店が全壊したので
交付金をもらおうと思ったが、
申請が1日遅くなって全額下りなかった」

だの、

「「申請手続きが面倒で、お上のやることは遅い」

だの、

「いろいろと抜け道を探してカネをふんだくるのが
大変だった」

だの、カネの話ばかりが延々と続いた。

これだけもらえたはずなのに、
スズメの涙ほどの交付金で我慢するしかなかった。
如何に大損をしたか、を並べ立てるのだった。


「そのカネで小洒落た店を新築できたんだから、
よかったじゃないの」

と問えば、

「もっと大きな店にしたかったのよウチは」

と返す。

やがて、わたくしたちが原発に懐疑的な立場だと気付いて
(遅いんだよ!)

少し沈黙があった後、こう続けた。

「部外者はいろいろ言うけどね。
人間が作ったもので完璧な物なんてないのよ。

(そうら、ため息交じりの達観論を出してきたぞ)

「作っちゃってからいろいろ言われても困るのよね。
そんなこと言うなら、新潟の水俣病だって
まだ解決してないんだよ

原発も水俣病も病根は同じだと
人間の業を説く。
 
(わたくしは黙って聞いていましたがね)
カメラマン氏は食い下がった。

「福島から学ぶこともあるでしょ?」

と尋ねれば、

「あすこは地震と津波の巣だから、
この辺は地震は来るけど津波は来ないよ。
日本海はホラ、浅いから

女主人は日本海北部、奥尻島の惨事をすっかり忘れたようだった。


要は、

「福島がどうなろうと、ウチと一緒にしないでくれ」

と言いたいらしい。

原発と水俣病を同根だと嘆いてみせておいて、
柏崎と福島は違うと言う。

なんという身勝手!

交付金でジャブジャブにされた言い訳。

持って行き場のない本音と愚痴。


せめて
「カネもらっちゃったから、立場苦しいのサ」
の一言が聞きたかったが、
ぜったいに言わぬ腹と見た。


居直るなら徹底的に居直れ。

わたくしだったら、店に大きく当店の立場を貼り出す。

「福島の貸しは先(柏崎)に送りましょう、
東電からの借りは(刈羽)ありません! 店主」


海鮮とはなんの関係もないチャーハンが
30分も待たされて出てきた。
豚ではなく、カシワが入っていた。

吐き気がするほど美味だった。

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2012年4月12日 (木)

にごにご視界不良

伊豆の海は
春にごりの真っ最中

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透視度2m

水深5mでこの暗さ

エントリー前に
近隣ショップのY子さんにご挨拶

「今日は見えませんね」

すると

「こういう日は 心眼で見るのです
見えない魚も見えてくる」


なるほど!
 
 


砂地に降りて 水深16m

おなかまが なにやらアップで撮っているので

割り込んで

心眼で撮ったら

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な~んも写ってなかった


洞くつ探検のようにライトを照らし
おなかまと はぐれないように
注意深く泳いだ

1の寝の先端に 忽然と現れた

バレリーナ

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ガーベラミノウミウシ 体長3㎝


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真っ暗な中で

活発に 動いていた

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30mのやや深いところにいた


ウッカリカサゴ

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え~~~、まあその

カサゴ科の魚は
ひょいと呼びならわしたような名前が多くて
笑ってしまう

釣り人や漁師が、釣り上げて
あまりに似ているので

ついうっかり「カサゴ」と間違えるので
ウッカリカサゴ
 
 

…………


カサゴは茶色っぽいが
ウッカリカサゴは赤い

なるほどね


心眼で水中写真を撮るわたくしには

じつに はかなくも 
心に響く 名前ではありました

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